社会、経済、文化の地球規模での交流が進み、国際的な協調、共生さらには競争の関係が増大する時代において、異なる歴史的・文化的背景や価値観を持つ人々と共生していくためには、我が国の歴史や伝統、文化を深く理解し、異なる歴史的・文化的背景を持つ人々に対し、これを適切に説明し理解を求めたり、主張したりすることのできる能力が必要です。
また、異なる歴史的・文化的背景や価値観の存在を視野に入れつつ、地球的規模で物事を考える基礎を培うには、世界の多様な国や地域の歴史や伝統、文化に対する理解を深めることも重要です。
「歴史能力検定」では、こうした時代の要請を踏まえ、先人が歩んできた道を振り返り、歴史に対する理解を深め、私たちがこれから歩んでいく道を考える判断力や洞察力を養うことができるよう出題を工夫し、世界に通用する人づくりに資することを目指しています。
検定の概要
1級から5級までレベルごとに筆記試験を実施し、合否を判定します。3級以上は「日本史」と「世界史」に分かれますが、それぞれ別個の試験になりますので、どちらか一方を受験することも、両方を受験することもできます。
受験資格は特に設けていませんので、どなたでもお好きな級から受験できます。
試験問題は、学校で学ぶ歴史知識を中心に、国内外で起こっているさまざまな事柄の歴史的背景や、歴史物のテレビ・小説などでおなじみの出来事などについても幅広く出題します。
歴検のメリット
個人申込と団体申込
各受験者が個別に個人申込をする他、学校や企業などで団体申込ができます。
個人申込の場合は、協会が設営する受験会場(公開会場)での受験になりますが、団体申込をすると、学校や会社内に受験会場(準会場)を設けることができる他、事務連絡費控除等の特典が受けられます。
個人申込 | 団体申込 | |
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申込資格 | 特になし | 学校・塾・企業等団体 |
申込手続き | 各受験者が個別に申込手続きをする | 団体申込責任者が受験者をとりまとめ、代表して申込手続きをする |
受験会場 | 公開会場 | 公開会場または準会場(受験者5名以上) |
合否通知等連絡 | 各受験者へ郵送 | 団体申込責任者宛に郵送 |
申込特典 | 特になし | 団体控除 等 |
公開会場受験は、協会が定めた試験会場にて、協会が派遣する試験運営官の監督のもとで受験します。
準会場受験は、申込責任者が定めた申込団体単位の試験会場にて、申込責任者の監督のもとで受験します。